『INCJ 日本を代表する官民ファンドの軌跡と実績』装丁デザイン

medium – book,
motivation – client work
client – 幻冬舎メディアコンサルティング
author – 株式会社INCJ社史編集委員会

『INCJ 日本を代表する官民ファンドの軌跡と実績』の装丁デザインを担当しました。著者は日本の官民ファンドである株式会社INCJ。これまでの同社の活動をまとめ、官民ファンドとしての実績と存在意義を、過不足なく伝えることを目的とした一冊です。

INCJをめぐる評価は批判的に語られることも多く、報道の印象だけが先行しやすい領域だといいます。本書はそうした前提を踏まえつつ、同社が社会に果たしてきた役割や成果を「記録」として残し、社会的な存在意義を改めて理解してもらうことを目指したいと伺いました。したがって装丁にも、煽りや強い主張ではなく、信頼感・誠実さ・静かな説得力が求められました。

デザインではまず、同社の「軌跡」と「実績」をグラフィックとしてどう可視化するかを主題に据えることに。そこで同社が行ってきた多様な投資・支援活動を、積み重なる幾何学的なブロックとして表現してみようと考えます。小さなピースが互いにつながりながら縦にも横にも広がっていく様子が、個別の支援の集合がやがて社会全体を動かす力のようなビジュアルに見えないだろうか。そう考えながら、現在のビジュアルにたどり着きました。