着想・コンセプト 本書は、NPO法人で10年間活動してきた著者の経験をもとに、「企画(アイデア)を実現させる方法」と「集団形成」について語った一冊です。 実際に本書を読んでみると、企画の方法論を語りつつも、その焦点は「企画が集団の中で形になっていく過程」にあることが分かりました。タイトルの「はざまで」は、企画を“思いつくこと”ではなく、場に持ち込み、人に手渡し、育てていくプロセスそのものを指しています。個人の熱量と集団の合意、そのどちらか一方では進まない。往復しながら少しずつ形させていくプロセスを、表紙で直感的に伝えられないかと考えました。 そこで着目したのが副題の「ホールを原っぱにしてあそぼう」の部分。ホールという拠点は、“管理された場所”にもなり得ますが、原っぱのようにひらかれた場になった瞬間、企画は個人の発想から“みんなの遊び”へと変わっていく。表紙では、その「ひらかれ方」がひと目で伝わることを大切にしました。 結果として、「アイデアが地域を変える」というメッセージを、説明抜きでも掴める表紙に着地できたと思います。